2016年の GENBA MANAGEMENT Confarence&AWARD に参加されたSiam Compressor Industry社にお伺いし、コムグリット
スィーポンさん(Kobetsu-Kaizen委員会 委員長)、タンヤラックさん(TPM Promotion担当)、ソムポン サラブスィーさん(Machine shop担当)、ノパスィット ワルタラポンさん(Machine shopエンジニア)にインタビューしました。
(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
インタビュアー
ソムポンさんの発表の後様々な方がとても素晴らしい発表だと言っていました。自分が考えて実行したことだから、話をするときに内容が聴く人に非常に伝わり、とても素晴らしかったです。
発表が終わり、社内外で何か変化はありましたか?
ソムポン
変化とは?
インタビュアー
実は今回の活動が新聞の記事に書かれていました。
社外ではご家族が誇りに思ったり、他社の友人から連絡があったりしましたか?社内では今回のプロジェクトが成功したことによりチームメンバーに自信がついたり、ソムポンさんを誇りに思ったり、より協力してくれるようになったりなどはありましたか?
ソムポン
今回の発表結果については家族や友人が祝ってくれました。また、今回の改善結果は刺激を与え、私もそうですが周りの人達も仕事に対するモチベーションが上がりました。
ノパスィット
ソムポンさんは今回の成果で会社からとても評価されています。SCIでは毎年、フォーマンレベルまたはリーダークラスからロールモデルを選びますが、今年はソムポンさんが選ばれました。
インタビュアー
おめでとうございます。成功した自分の中に何か変化はありましたか?
ソムポン
実は優勝するとはまったく思っていませんでした。しかし優勝したことにより、今までやってきたことは会社にメリットがあることを再認識しました。もっと頑張ってより良いアウトプットが出来るようにしたいと思います。今回チャンピオンを取ったので、次回も引き続きチャンピオンを取りたいと思います。
インタビュアー
チームメンバーの他の方にもお伺いいたします。ソムポンさんに何か変化はありましたか?
ノパスィット
ソムポンさんの直属の上司としての意見ですが、今回の改善を行った後、ソムポンさんは仕事を見る視野が広がりました。視野が広がったことにより、部分最適よりも全体最適が重要であることを理解し、改善の質が変わっています。
コムグリット
改善委員会の委員長から見ると、改善活動においてソムポンさんの見方は「これをやったら自分に何が得られるか」ではなく、「会社にどんなメリットがあるか」を見ています。
インタビュアー
ソムポンさんはそういう考えを持っていらっしゃるのですか?
コムグリット
そうです。ソムポンさんの部門は組立ラインにワークピースを流さないといけません。その効率化のためにIE、QA部門が支援しています。彼らと非常にスムーズにやりとりを行っており、壁のようなものが無いように思います。最近工場内の部品搬送改善プロジェクトを実施しており、ソムポンさんから複数の案をもらい、とても協力をしてもらっています。全体を見られることが良い方向に影響しており、その影響が他の人のモチベーションもアップさせています。
インタビュアー
「視野が広がり問題の関連性がわかり総合的に問題を解決できる」という点と、「自分や他の人のモチベーションをアップさせて協力性が向上した」という点で変化があったのですね。
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